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事例研究:ミスや不良をいつもたくさん出す、それの原因は何か?
どこの会社にも、どこのユニットでも、ミスが頻繁に多発、または、不良を多く発生させているケースを良く見かけます。しかしながら、その原因を追究すると、当人だけの問題だけではないケースが以外と多いのではないかと思います。

「人はミスを犯すものです。発生させないための仕組みを作るしかない」。

ユニット経営においては、改善することが大切であり、そのための仕組みづくりを
していかねばなりません。つまり、ユニット又は、ユニット連携において、
「二重チエックできる体制」をいかに作れるかに、全てはかかっているのです。

「二重チエック?」、一見、無駄のように聞こえますが、しかしながら、ユニットの経営活動を正常に実践させて、人的なミスを防ぐには、「そうならないようにすべき」なのです。

それでは、具体的に、どのように二重チエックできる体制と仕組みを作るべきなのか、当社の事例から研究してみましょう。

当社は、IT企業です。ソフトウェア開発が日常的な仕事となります。いわゆる世間一般的な市場の製品は、さまざまな試験を繰り返して、世の中へ送り出されていますね。
当然、私達にも、その試験工程については、作成する単体試験、連動試験、運用試験など、さまざまな工程をとおり、検査部門又は、サポート検証部門が二重にチエックをしていく事になります

ところが、この体制だけ作っても、二重チエックは全く機能しないのです。
それは、それらの体制の中で、どのように試験していくのか、つまり、検証内容のルール化をしない限り、二重化した体制は決して予定どおりには動いてくれません。
私達の場合は、以前、お話したPCL、プログラムチエックリストの内容の精度が大変重要となるわけです。そこを適当に取り扱ったり、それぞれのユニットが手抜きをすれば、当然、二重チエック体制を維持している意味がなくなるわけです。

私達のケースでよくあるミスは、プログラムの改造作業があった場合に、修正箇所のみの試験をして、誤ってお客様へ出荷してしまう場合です。つまり、ここは、改造していないから、問題ないだろうと片付けてしまうケースです。実は、このケースが一番ヤバイのです。

今から、30年前は、大型コンピュータの全盛時代、当然、パソコンなど、世の中に存在しませんでした。しかも当時は、コンピュータセンターの中に設置されているケースが多く、また、頻繁に使用することもできずに、人間がコンピュータに対して、タイムシェアリング(機械の空き状況に合わせて人が使う)状態でした。つまり、本番一発勝負の世界がそこには、存在しました。

そして、そのコンピュータ待ちの人達のために、デバッグ室なるものが存在したのです。この部屋で、一発勝負のために、みんなで、パンチしたカードやプログラムリストを追いかけながら、人間コンピュータでテストを実行?していました。つまり、この作業は、今では、知らない人が多い、「机上デバッグ」です。その後、コンピュータは、私達の机の上に一人一人与えられる状態に変化していきました。

そこで、新たに登場した魔物、それは、「スグ、実行。間違っていれば直せばよい」。つまり、すぐその場でテストや修正ができるようになったのです。この魔物の登場により、いつしか私達の新世代の若者達は、「フィルス感染」してしまったのです。

「机上デバッグこそ、ウィルスを撃退するワクチン」なのです。一見、時間の無駄に見えるかもしれませんが、人間がコンピュータの変わりに事前に検証作業を実施する。これこそ、「本来の二重チエック」そのものなのです。

さて、ユニットリーダーのみなさん、最近、ワープロへ向かう事が多くなったせいで、手で字を書くとき、なかなか漢字が書けない事はありませんか? これも、ある意味、新種のウィルスであり、魔物かもしれませんね。
あなたなら、このウィルスに対して、どういうワクチンを接種しますか?
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【2008/08/14 09:24】 | ユニット経営 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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